コンピュータ分野の文献を収集する手がかりとして以下を参考にしています。
コンピュータの名著・古典100冊 : 若きエンジニア〈必読〉のブックガイド 塩田 紳二(著/文) – インプレスジャパン : インプレスコミュニケーションズ
コンピュータの本質を理解するための基本図書100冊を分野別に徹底紹介。紹介書籍を読むための入門ガイドや、先輩エンジニアの読書術などコラムも充実。 – 引用:版元ドットコム
IT研究者のひらめき本棚 ビブリオ・トーク:私のオススメ 情報処理学会 会誌編集委員会(編集) – 近代科学社
情報処理学会誌『情報処理』で好評連載中の「ビブリオ・トーク -私のオススメ-」がついに一冊の書籍に! この連載でIT研究者の方々が紹介してきた,デマルコやカーニハン,ヘネシー&パターソン… – 引用:版元ドットコム
それらで紹介されている文献の現況をチェックするためにリスト化してみました。
「コンピュータの名著・古典 100冊」現況
名著・古典100選 コンピュータの名著・古典 100冊,https://book.impress.co.jp/books/2304
新版(2006),旧版(2003)
新版(2006),旧版(2003)
docs.google.com
「名著・古典100冊」の方は、それ自体が20年前のものになりつつありますので、紹介されている文献のいくつかは新版が出ていたり、文庫化されていたりします。販売されなくなっているものも当時より増えています。
ほとんどの文献は、古書として入手することが可能です。全てが揃っていることは少ないかも知れませんが、図書館で閲覧もできます。とはいえ、コンピュータ関連の翻訳書は、販売数を多くは見込めないため、原著の改版に合わせてアップデートされるものは限られており、一部を除いて絶版になってしまうことが多いです。
リストのすべてを収集する意味はないので、当時を知るために有用な文献を中心に入手しつづけています。100冊近いリストのうち半数の50冊程度は確保したというのが進捗状況です。
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「ひらめき本棚」の方は、現在も情報処理学会の会誌で連載が続いている「ビブリオトーク」の書籍化です。
ビブリオトーク|情報処理学会・学会誌「情報処理」|note
情報処理学会 会誌「情報処理」の書評コーナー「ビブリオ・トーク ー私のオススメー」のバックナンバーから,注目の記事を順次紹介していきます.
IT研究者のひらめきの源泉となった本とは?研究者自身の解説とともにご紹介します!
IT研究者のひらめきの源泉となった本とは?研究者自身の解説とともにご紹介します!
こちらの方が現在進行形なので、この20年間に出た文献についても紹介されたりします。
もっとも選書の射程範囲が広いため、紹介者の興味関心に応じて大変バラエティなリストになっています。
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対象分野が幅広いと、定番文献リストのようなものを作成するのは難しかったりします。とはいえ、何かしらリストがあると手がかりになったりするものです。異論や反論が付きまとうのかも知れませんが、新しい定番文献リストのようなものがつくられるといいなと思います。