[歴史のシミ][#5] NICER(教育情報ナショナルセンター)

 教育や学習には、教材が必要だと考えられています。あるいは教育や学習のための情報リソースと呼ぶものが必要だと考えられています。 教科書はその代表的なものですが、授業や教育活動を成り立たせるにはもっと多くのリソース(資源)が必要となります。そこで、それらに関する情報をたくさん集めて多くの人々で共有できれば教育に役立てられるのではないか。 そう考えて,デジタル時代に必要となる教育コンテンツに関する情報や様々な教育情報を総合的に提供しようとし…

[歴史のシミ][#4] 昭和60年度「教育方法開発特別設備補助」

 日本の教育情報化のスタートはいつなのか。 残念ながら関係者の見解が統一されているわけではありません。立場によって、放送・視聴覚教育の文脈の中で答えを探す人もいれば、CAI研究に端緒を見ようとする人もいますし、政策・行政動向によって定義づけるやり方もあります。 学校教育という視野に限った場合、文部省『学制百二十年史』(平成4年)にある、次のような記述が参考にできると思います。我が国の初等中等教育における情報化への対応は、昭和四十年代後半…